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      西川アゴラニュースレターVol.33:で?-1

      2017/07/20 10:29Send to FacebookTweet ThisShare on Google+ | by  山田 晶子

       7月15日(土)、岡山大学国際交流会館にて第1回中四国CBL研修交流会を開催した。CBLは、Community Based Learningのことで、岡山大学ではこれを実践型社会連携教育と呼んでいる。真似して覚え、試して変える-地域に出る前に・現場で・帰ってきた後に使えるテクニック-をテーマに、フィールド調査のノウハウや授業の組み立て方、成果を高める学習チームの創り方などをワークショップ形式で学んだ。参加者は30人で、高校や大学の教職員のほか、大学生、商店主、まちづくりNPO、岡山商工会議所、社会福祉協議会、学校支援コーディネーターなど多士済々。“中四国”は、ちょっと大きく出すぎたかなと思っていたが、ふたを開けてみると静岡、長野、兵庫、徳島、愛媛からも参加があり、CBLへの関心の高まりを強く感じた。

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       商店街でフィールド調査(買い物学習)をする際、担当の先生は、最初にちゃんとグループ学習やアクティブ・ラーニングの成果を高めるためのチーム創りをしているでしょうか。引率の先生は、お店の商品の陳列を見て発見したことを基に、生徒に即興で問いかけることができているでしょうか。例えば、「商店街には“単位”は何種類あるだろうか」と。
       八百屋でのトマトの数え方は、一山、一盛り、一カゴ、一個、一パック、一袋など。そこで、ほかのお店にも聞いてみる。すると茶舗には茶舗の、米穀店には米穀店のハカリの世界があることが分かる。米穀店では様々な大きさの枡、茶舗では匁(もんめ)が単位の天秤量りの実物が出てきて、商店主と生徒の会話が弾む。その経験が、子どもたちの探求心や問いを立てる力を育むことにつながる。
       社会連携の学びの成否は、このように、教師が豊かな感受性をもって自分を現場に重ね問いを立てる力にかかっているが、それは簡単なことではなく、その方法を学ぶ機会はあまりない。文科省の次期学習指導要領では、主体的・対話的で深い学びが重視され、2020年度の大学入試は、この考え方によって大きく変わると言われている。買い物学習に商店街の理解と協力が不可欠であるように、主体的・対話的で深い学びは、地域との関りなしでは成果は期待薄だ。だから、今回の研修でも地域の様々な方にご参加いただいた。